■2003年11月1日(土)〜11月16日(日)■

11月16日(日) かまぼことサバのミリン干し       文責:サイトウ
 私用で小田原日帰りである。サバのミリン干しとあじの干物、そしてかまぼこをみやげにする。特大のサバのミリン干しを七厘で焼くともう最高である、落ちる脂が焼けた炭に当たりわき上がる煙とサバの香ばしいかおりがたまらない。帰りが遅かったので、そんな事を頭に浮かべながらかまぼこをつまみに恵比寿をやっている。かまぼこも少し焼いたやつをわさび醤油でやるとなかなかいいです。ふと娘の沖縄みやげの泡盛があった事を思い出した。修学旅行のお土産で泡盛を買ったのはどうやら俺の娘だけだったらしい、さっそくおとうさんは泡盛ロック&かまぼこで4号に思いを馳せる事にしよう、アリガトウ娘よ。あと19日。

11月15日(土) 4号入稿まであと一か月!         文責:サイトウ
 実は俺のページがまだ決まってない。それもまったくゼロなんである。どうしよう。まいった。ベランダで恵比寿を飲みながら雲を見て考えているのかいないのか?どうにかなる、と思いたいのだがこれがなかなか俺にとっては大変な事で、写真と文で2ページ!影も形も出来てない。ほんとまいった。写真はなんとかなる、だが文章も書かなくちゃいけない、原稿用紙4枚位だが慣れない事で非常に難しい。いつもW君に言われるんだが、Sさん!かっこつけようとか感動させようとか思っちゃだめですよ。どうせ無理なんだから(笑)!そのとおりである!が少々きついことばだ。あ〜〜、ど〜しよう、恵比寿もう1本いっとくか?…、雲が流れてゆく、あ〜、あの雲になりたい。…。50まであと20日。

11月14日(金) 雑誌『編集会議』の取材を受ける       文責:タケ
 記念すべき1日である。雑誌『編集会議』の記者さんが、我等が仕事場へとやってきて小生を相手にインタビューを開始したのだ。『酒とつまみ』編集長として、編集方針などについて伺いたいと、その実直そうな記者さんが言うのである。小生は焦った。生来の上がり性でもある。ひと言答える前から腹がきゅーっと痛くなってきて、喉はカラカラ。これまた温厚そうなカメラマンさんが、まずは立ち姿のお写真を、なんて言うものだから、もう酒でも飲まなければやってられない状態となる。編集方針なんて、ないのだ。編集者として気をつけていることは? と聞かれたって、バカ話垂れ流し雑誌のことだから、普通の話にならない。ゲロとか脱糞とかのいいネタを持っている人をいかにして見つけるか、ですね、なんて言えない。困り果て、気分はハイになったままで、インタビューは終わってしまった。あんな支離滅裂な話をまとめてくださる記者さんに感謝しつつ、彼らが去るやいなやビールを開け、一気に流し込んだ。
 夜は浦和。松崎菊也さんとすわ親治さん、それから石倉直樹さんが『他言無用ライブ』を開催するので、その会場で『酒とつまみ』の販売をさせてもらう。このイベントのプロデューサーの人がムチャクチャいい人で、他言無用ライブの地方公演には必ず小誌を持ってってくれ、会場で販売してくださるのだ(泣)。浦和では開演前と終演後に販売したのだが、開演中は当然のことながらこちらも客となってライブを楽しむ。ほぼ2時間の公演は予想通りの抱腹絶倒、大声で笑っているうちに、ヘタリ気味の小生、カメラSさん、編集Wクンも元気になった。おまけに出演者やスタッフさんたちとの打ち上げにも参加させてもらった。打ち上げまでの30分ほどは、浦和駅前の立ち飲み屋で焼酎を1杯。店の外で飲んでいると、奥さんが頼んでもいないつまみなんぞ出してくれたりして、店のおネエさんもすこぶる機嫌のいい方、浦和は実になんとも温かい町なのだった。
 打ち上げの席も盛り上がる。すわさんの面白さというのは本当に格別で、なにかひと言言うだけで、笑いが起こる。結局、終電ぎりぎりまで飲んで笑って、Wクンと小生は武蔵野線で西国分寺を目指した。20分ほど車中で眠ると、酔いもほどよくこなれてくる。体の中が温まって、よーし、もういっちょいったろか、という気になってくる。吉祥寺で降りるWクンと三鷹駅で別れた小生、Wクンにはまっすぐ帰ると言っておいたが、気がつけば深夜まで営業している中華屋さんへ直行。ビールに餃子、ザーサイ追加でもういっちょビールってな具合。家まで歩く道すがら、久しぶりに歌も出た。

11月13日(木) 缶ビールと缶詰でいい気分          文責:ナベ
 今日も取材。朝8時半に向島集合。こんな時間にS氏と顔を合わせることはめったにないので、なんかこっぱずかしいというかなんというか、妙な感じだった。夜のへべれけ顔をお互いに見慣れすぎてるからなあ。でも仕事ですからね、そんなこと言ってる場合じゃなく、またも2時間で3人取材。で、落ち着く間もなく今度は新川崎へ。正午頃に駅に到着し、二人で駅前のオフィスビルの一階で昼食をとる。その後ビル入り口近くのテーブルで休憩していると、外で昼食をとったと思われるサラリーマンとOLの皆さんが続々と帰ってきた。「おお、たくさんいるなあ。午後もバリバリ働くって感じだなあ。やるなあ」などと二人で勝手に感心しつつ、とぼとぼと取材先へ。でもまあ、取材はお互いビシッと決め、午後5時頃編集部に帰ってきた。で、ビシッと決めた反動なのか、またもやドッと疲れが出たので、「じゃあまずはひと休み」なんて言いながらS氏とまたもや缶ビールで乾杯。おまけに、腹が空いてるので、缶詰を開けて食べる。これは去年、瀬尾幸子さんのつまみ塾で缶詰料理をやったときの残り物なのだけど、食べ方はほとんど工夫せず。学習効果なしですね、ホント。瀬尾さん、ゴメンナサイ。で、心地よい気分に浸りつつ、仕事も意外にはかどり、あっという間に午後11時過ぎ。時間も時間なので浅草橋でどこにも寄らず総武線乗車。吉祥寺に着いてもビールと缶詰もろもろで満腹だったので、そのまま帰る。そういえば、最近飲み屋で飲んでないなあ……。

11月12日(水) 酒飲み取材に馴れたばかりに……。     文責:ナベ
 このところ「酒とつまみ」以外の取材仕事が続いていて、今日は午後からカメラS氏とともに稲荷町へ。2時間で3人を取材する。最近はすっかり「酒とつまみ」絡みの酒飲み取材に体が馴れきっているのか、編集部に帰ってきたらどっと疲れが出た。いかんなあ、こんなこっちゃ。まだやる仕事がたくさんあるのに……。でも、夕方以降、S氏と缶ビールで「お疲れさん」などとやってたら、ますますやる気なしモードに。他の面々が帰った後も、缶ビールを空け、「まあ、明日できることを今日やったってなあ」なんて一人言を言いながら退散。夕飯は吉祥寺駅前の行きつけの松屋で豚生姜焼き定食。明日早いので飲み屋に寄らず帰る。

11月11日(火) 恐るべきお誘い電話              文責:タケ
 午前中のダッシュがきかず、午後から夜へかけての大慌て仕事となる。そして午後9時を回った頃、1本の電話が仕事場にかかってきた。知り合いの某氏である。電話の声が酔っている。珍しい。どうしたことかと思っていると、今から出てこないかという。渋谷で合流。バーのカウンターにつくと、某氏、すでに出来上がっていた。聞けば、すでに6軒回ってきたという。これは、早々に引き上げなければと思い、即座に帰るタイミングを探すが、店のマスターもいい感じになっていて、ちょっと帰れる雰囲気ではない。1杯、2杯と飲むうちに、某氏の酔いはずんずん深まっていく。さてそろそろと、無理矢理に店を出て一緒に帰ろうとするのだが、某氏、もう1軒と言って聞かない。足元も大分怪しい某氏をときに抱えるようにして、もう1軒の店へと入った。某氏、もう、いくらなんでも飲めない。カウンターに座るなり、ガクンと肩を落とす。しばらくするとトイレへ入った。嫌な予感がした。ウイスキーのソーダ割り1杯を飲む間、某氏、音沙汰なし。完全にヘタっている模様。静かなオーセンティックなバーで、小生はトイレの扉をたたき、○○さん、おーい、起きろー、と声をかける。先客は何事かと注目している。バーのマスターは困った表情である。15分も格闘したであろうか。ようやく某氏はトイレから出てきた。なんとか立っている。このまま座らせると眠り込みそうなのでそのまま勘定して外へ出る。肩を組む。ヨレヨレの40男がふたり、右へ左へとよろけつつ駅を目指す。しかし、駅は遠い。某氏は、どこを見ているのかわからない眼差しで小生を見つめ、「タケさん、もう1杯行こう」とのたまった。長い長い大酔っ払いの夜だった。

11月10日(月) 今週は飲まんぞという誓いの1杯       文責:タケ
 前夜ビール1本のみだったせいか、体調すこぶる良好。酒を少し控えれば元気に働ける。極めて単純な体のつくりなのだ。タイヤの外された自転車は吉祥寺駅の駐輪場に放置したままだが、ちゃんと契約してスペースを借りているわけだから文句は言わせない。でも不便なので早く引き上げて修理に出さなければと思いつつ、面倒なので京王線まで歩く日々が続いている。体調の良い朝は歩いていて気分がいい。これを維持すれば良いのだと自分に言い聞かせる。よし、今週は、すくなくとも週の前半は酒を抜くぞ、と決意する。仕事もうまく運んで、翌日に予定していた分まで片付ける。非常に充実している。こうでなくてはいけない、と思う。この分ならもっと稼げる、なんてことまで考える。気分がいい。非常に気分がいいので、ちょっと1杯という気になる。我慢すればいいのだ。けれど、その我慢が、どうしてもできない。アル中であろうか。電車には乗った。そのままお茶の水で快速に乗りかえればいいのだが、気がつけば秋葉原で山手線に乗り換えていた。新橋下車。久しぶりで烏森口に近い店へと向かう。なに、1杯だけ。顔見せだよと言い訳しつつ、店へ入ると歓待されて、元気だったか、相変わらずがんばってるか、なんてマスターがやさしい言葉を投げ掛けてくれるから1杯では席を立てるはずもない。2杯でも立てない。銀座線で渋谷経由、井の頭線で帰るというプランも怪しくなってきた23時過ぎ、4杯目を注文して、JRの最終利用を決断した。このへんの決断は早い。

11月9日(日) ヘロヘロ帰京で深夜湯豆腐           文責:タケ
 睡眠4時間ほどで目覚めてしまう。小生、ベッドと飛行機がなにより苦手。飛行機に乗るしかないときは、相当な二日酔いの朝であっても空港で必ず酒を注ぎ足す。宿泊先がホテルになってしまう場合には、部屋へ帰ったら倒れるだけでよい状態まで飲んでからホテルへと引き上げる。そうしないと、落ち着かない。部屋でまた飲むことになる。秋田の泊まりもホテルだった。そのせいか、前夜ぐでんぐでんだったにも関わらず早くから目が覚める。気持ちが悪い。メシなんてとんでもないという状態で、帰京を決意する。その晩、秋田市内では東京からル・ヴェールの佐藤さんをはじめ何人もの名バーテンダーが集結し、地元の腕っこきバーテンダーも参加するカクテルイベントが予定されており、オータケもよければ見て行けよってな話になっていた。が、急ぎの仕事に追われる精神状態に加え、マティーニのグラスを思い浮かべるだけで吐きそうな体調のことでもあり、とてもではないが、夕方まで待って、それからまたしこたま飲む気になれない。そこで早々と帰京を決意。まだ眠っているであろう佐藤さんには挨拶もせず、秋田駅へとトボトボ歩いた。駅前から空港までのリムジンバスに乗る気力もなし。そのままお茶を買って新幹線に乗り込み、すぐさま眠った。気がつけばもう宇都宮。残りの茶をぐびりと飲んで再び入眠。ビールも飲む気にならず、何も食べないまま帰宅。入浴してふたたびへたり込む。午後10時。なんとか気分も戻って、さてどうしたものか。何か腹に入れなくては、ということで冷蔵庫から豆腐、ネギを取り出す。鍋をコンロにかけ、コブを入れて火をつける。豆腐一丁とネギを投入。小椀に醤油、カツオブシ、刻みネギ、擂りニンニク、酢を入れて一人鍋を開始。おそるおそるビールを1杯。おっ、うまい。こりゃいける。ということで大瓶1本。ああ、くたびれた!

11月8日(土) よせばいいのに、秋田で深酒          文責:タケ
 秋田へ向かう新幹線の車中、よせばいいのにロング缶2本。持ち込んだ本も読まずに二日酔いに追い討ちをかけるビールの酔いで、郡山あたりから眠りこける。目覚めるとすでに秋田県。列車はスイッチバックして秋田駅へと向かう。あと30分ほどの行程。そこでまた缶ビールを補充。18時に座談会会場へ到着したときには、下地は完璧という状態だった。この日の対談は、秋田で毎年開かれる酒造体験セミナーの15周年を記念して作成する予定の小冊子に掲載するためのもの。すでに東京で1回開催しているのだが、この日は秋田の地元の方々をお呼びしての対談となった。秋田名物のハタハタや石焼きの鍋をつつきながらの3時間。ビールと日本酒を順調に追加していく。対談お開きの後は、銀座ル・ヴェールの佐藤さんに連れられてバーを2軒ハシゴ。午前3時。みなさんがぐんぐん盛りあがっていくころ、小生は完全にへたばった。

11月7日(金) 二日酔い撃退ビールの効能は?         文責:タケ
 予想通りの見事な二日酔い。しかしながら休めるはずもなく、せっせと仕事をこなす。遅い昼食に、出前のざる蕎麦を頼む。蕎麦が来てみると、条件反射というかなんというか、蕎麦にはビールだろと自らに問いかけてしまう。朝から茶しか飲めない状況で二日酔いと戦ってきたわけだが、なに、前夜は未明までゴクゴク飲んだ後の午前中だから、二日酔いというより昨夜の酔いがそのまま残っていたわけで、ざる蕎麦を食おうと思ったあたりから本格的な二日酔い状態になっていた。なのに、蕎麦にはビールだろと思う神経はどうかしているか? いや、どうかしてないのだ。缶ビール1本くらい入れるとまた酔いの状態に戻れるから、2、3時間は二日酔いのダルさを避けることができる。で、ざる蕎麦ビール。すんなりと腹に納まって、気分も若干回復。その勢いで夕方まで持ちこたえることに成功したのだ。しかし、その後がまたしんどかった。仕事が終わらないのである。結局10時近くまで悶絶しながら働いて、体調回復を待たずに能登での対談の反省会を山内女史と開催。ところが、店に入るとき、気がついた。金を下ろすのを失念していた。一気に盛り下がり、ウイスキーのソーダ割りを2杯ほど飲んで最終間近の中央線に乗る。ヘタっているときというのはどこまでも運がないもんで、吉祥寺へ到達してみると、ホームセンターで7000円で買った我が愛車は前輪のタイヤが引っぺがされていた。こんな、なんの変哲もないチャリンコに手をかけるとはどこまでも不届きなヤツがおるわいと思いつつ、しかたなくタクシー乗り場へ行くと、金曜の晩のことで長蛇の列。最後の2000円を握り締め、Hの扉を開けた。ギネスを2杯。二日酔いがようやく去って飲める状態に戻ったと言うのに、金銭的な事情で飲めないハメに陥ってしまった。なんとも情けない深夜であった。

11月6日(木) 1日禁酒を決意して……            文責:タケ
 午前中から打ち合わせだのなんだのと仕事が混んでいて、夜もほとんど時間がなく、ちょうど良いから今夜は酒を抜こう、と思っていたのはやはり夕刻まで。たまった仕事を一人やっつけている夜というのは、どうしても少しばかりの酒が欲しくなる。あいにく、常に何本かは用意しているビールを切らしていたが、我等が仕事場には、種類にこだわらなければ酒がないことはないので、焼酎やウイスキーなんぞをチビリチビリ、酔わないように気を付けながら仕事を進める。しかし、終わらない。電車もなくなる。切ない。今日働いた分がそのままタクシー代に消えてしまうようで、またもやヤケクソ気味になってくる。こうなったら、仕事場に泊まるか、深夜に開いている店へ飲みに行くかの二者択一。そこで、銀座コリドー街のRへ。ここは朝5時までやっていて、しかも、ダブルのハイボールが800円と格安。しかも、このハイボールが、実にうまいのだ。仕事場で舐めていた酒が2杯目のハイボールを流し込むあたりで効いて来て、気がつけばフラフラ。始発まで粘る根性もなく痛恨のタクシー帰宅。事の成り行きは甚だ不本意だが、Rで食べたコンビーフのサンドウィッチがたいそう旨かったので気分は悪くなかった。

11月5日(水) ちょっと御挨拶、で10杯飲み         文責:タケ
 昨夜お世話になった吉祥寺のWへご挨拶に伺う。みっちりと仕事をした後だから午後もすでに10時を過ぎているのだが、小1時間ほど飲んで自転車でとっとと帰るプランはあえなく崩れ去った。Wで3杯の予定が5杯になり、勢いづいてHでもビールを3杯。さらに帰宅した後で、ヤケクソ気味に(ヤケになるこたあないのに)角瓶のロックを2杯。飲み切ったグラスを置くと同時に蒲団に倒れ込む。

11月4日(火) なんでこう酒の仕事ばかりなのか       文責:タケ
 朝になってようやく空腹を覚える。なんとか人間に戻った感じで、昨日1日分の遅れを取り戻すべくせっせと働く。夕刻からはまたもや酒がらみの撮影とインタビュー。飲みつつ取材対象者をリラックスさせて、撮影完了後にはそのまま客となって、お店にも気を使う。普通はここで終わるのだが、この日の取材対象者は知り合いというよりかなりお世話になっている人だったから、その後、2軒飲み歩くこととなり、ウイスキーに始まって焼酎、日本酒、最後にビールという、不思議な飲み方をしてしまう。ゲロゲロ。

11月3日(祝) ついに一滴も飲めない              文責:タケ
 朝、ゲロゲロ。山内女史、ピンピン。この人、本当に強い。空港での反省会を経て空路羽田、そして自宅へと向かうが、その間、お茶しか飲めず。帰宅後も、酒はおろか、食い物さえ、一切喉を通らず。ついに一滴も飲めない事態となった。が、激飲みの秋は、まだまだ終わらないのであった。

11月2日(日) 編集発行人、能登に沈没す。          文責:タケ
 飛行機で能登へ。小誌執筆陣のひとり山内女史と、能登地酒フォーラムにて対談。午後6時から能登の古い家(といっても非常に立派な建物)で地元の名士20人ほどと飲む。というより、次々に注がれる日本酒、小生、対談の義務をほとんど果たせぬまま泥酔。2次会でマイク片手にうなるところまで記憶は定かなるも、宿までの道筋はおぼろな記憶。全身から酒精が噴出すような按配で就寝。

11月1日(土) 一休みの散歩酒                 文責:タケ
 さすがに飲み過ぎ。昼を過ぎても体調回復せず。こんな日は寝てるに限る。いやむしろ、動いた方が楽になるというもの。ということで深大寺へ。軽くざる蕎麦。様子見のビール。う〜ん、まだ気持ち悪い。ということでお隣の植物公園へ。ここの年間入場パスポートは格安です。大芝生近辺で休むもよし、ただ歩くもよし。2時間ほど文字通り無為な時間を過し、また、歩いて帰宅。片道2キロほどなので、30分も見ておけば良いのだが、見なれた家並みや少しばかり残る畑、雑木林などを眺めながらの散歩は気分がいい。酒の、悪い部分が少しずつ、知らないうちに体外へと流れ出すようにも感じられる。帰宅したなら、風呂を沸かしてゆっくり入浴、いや、その前にネギを刻んで塩を振り掛けておく。風呂から上がったら、ネギにゴマ油を垂らして豆腐一丁の上に山ほど盛る。ビールを抜く。今度の1杯は、いつものようにうまい。午後5時。この後は飲むだけだから、今日やったことといえば散歩のみ。毎日、こういう具合であると最高なのだが。


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