■2003年10月17日(金)〜10月31日(金)■

10月31日(金) ホッピーマラソン、多摩川を渡る       文責:タケ
 月末の支払等雑事に追われつつ夕刻から中央線に乗って西へ。ホッピーマラソンの下見ということで、日野へ到着。このマラソンもついに、多摩川を渡った。Wクンと気軽なロケハンのつもりでいたが、なんと、立ち飲みの良き店を発見、そのまま取材に突入してしまう。写真撮影などでまた出向くことになりそうだが、ひとまず非常に気分良く、吉祥寺へと帰った後も帰宅する気になれず、ファーストサークルの扉を開ける。久しぶりだが、歓迎してもらえて、ここでも非常に嬉しい思いを味わう。このお店、創刊号以来、毎号をたくさん扱ってくれている。マスターのお人柄もさることながら、常連サンたちがまたユニークでやさしい面々が顔を揃える。行けば長くなる。そして今夜も酩酊、泥酔。

10月30日(木) 怒涛の飲み週間は続くのだった        文責:タケ
 28日は国体の相撲見物の後で、静岡駅へ引き返し、そこから新幹線で北九州へ。酒がらみの取材で着いた途端に飲み始まって4軒飲み。深夜、友人宅になだれ込んでまたウイスキー。翌29日の早朝は、友人の父上が早朝より朝食を準備してくれ、ありがたくご馳走になって福岡空港へ。極度の二日酔いで飛行機に搭乗する恐怖は薄らぎ、眠っている間に羽田着。そこから小誌連載の瀬尾さん宅に直行、つまみ塾の試食会&吉祥寺での2次会。酒の抜けるヒマなし。そして30日、書評のメルマガ連載中の『酒とつまみと営業の日々』第5回分原稿を書く。夕刻より某旅行雑誌の校了に編集部を訪ね、20時にまた酒がらみのインタビューで銀座8丁目のバーへ。21時半頃終了してロックフィッシュ、ル・ヴェールで表敬飲酒。体内のアルコール度数が極限に達するのを自覚する。

10月29日(水) 日々是反省                 文責:サイトウ
 4号の取材で瀬尾さんの御自宅に伺う。もう、メチャクチャ楽しみだ!なんつったって、そりゃ〜もう〜、うまい酒に激旨つまみ!のめじろ押し!W君と旨い古酒を仕入れて御自宅へスキップしながら向かう。へへへ、内容は4号を読んで頂くとして、その後ご機嫌4人組は吉祥寺のBAR Wへなだれ込んだのである。静かに飲むべき所で、なんだか結構騒いだ様な気がするんであるが、要所要所が思い出せない、しかも翌日WのT さんから忘れ物をしている、と言う連絡が入った。マズイ、マズイです。本当に申し訳ありません!Tさん。以後気をつけます!また、寄ってもいいですか?反省しながらあと37日。

10月28日(火) さらばサバ塩定食             文責:サイトウ
 ひさびさのスタジオカンヅメで昨日から入っております。おそらくこの2日間の撮影でこことは今年最後の仕事という事になるでしょう。昼飯でよく行った定食屋さんも今日が最後なので締めくくりということでオヤジさんに会いに行く事にしました。大好きなサバ塩定食で締めてみたいと思います。あっそうなの〜、今日で終わりなのねェ、ご苦労様でしたね〜、するってェ〜と又来年の夏まで会えないわけねェ〜、この店がまだもってたらいいねェ〜、…、オヤジさ〜ん、そんなこと言わずに、又来年も来ますよォ〜、あんた家遠いの〜?…、よかったら夜飲みにおいでよォ〜?そ〜ですね〜、機会作って飲みに来ますよォ〜、あんたみたいなハイカラな商売の人はうちになんか飲みに来ないかァ〜、ネ、…?そんなこたぁないですよ、大好きですよこのお店!それに俺、すこしもハイカラじゃないし、毎晩ホッピー飲んでるんです〜、へェ〜あんたホッピー好きかい?あれはいいよね〜、安くてすぐ酔える!まったくです!ハイ。この商店街にもホッピー飲ませる店何軒かあるよ、えェ、何回か歩いて見つけました。いつでもいいから夜来たら、うちにも寄って頂戴ねェ!…。1日1日、1年1年をコツコツやっていこう!と思った。あと38日だ。

10月27日(月) 国体の相撲観戦でビール旨し!        文責:タケ
 静岡県焼津市体育館への到着は午後1時。国体の相撲競技、青年男子Bの団体予選はすでに開始されていた。鹿児島県の教員であるKさんが出場するアマチュア相撲を追い掛けて、もう5年になる。夏の全国教員選手権と秋の国体に加え、西日本実業団だとか、他の全国大会なども観戦するため、この5年、日本全国を回ってきた。仕事ではないから趣味ということになるが、いささか金のかかる趣味といえなくもない。アマチュアとはいえ、それぞれの大会で上位に食い込む選手の中にはプロに行っても三役まで昇格したのではないかと言われる人々がいる。Kさんもその一人。小柄だが、正攻法の美しい取り口で巨漢を土俵に沈める。一度見て、その迫力に魅せられ、結局5年も通うことになった。そこで、三脚を立てビデオ録画をしながらビールを飲むのである。石川県津幡で毎年開催される全国大会は時期を夏祭りに合わせているようで試合会場の周囲には露天が並ぶ。焼きそばなどを買い、それでビールを楽しむ真夏の相撲観戦は格別である。地元力士への強力な応援も微笑ましい。東京生まれで地方に実家のない小生にとっては、憧れの光景でもある。焼津の国体会場では、たこ焼きとビールで十分に楽しんだ。Kさんは団体予選3試合のすべてに大将として出場し、全勝した。全勝が翌日の個人戦決勝トーナメントへの出場資格だから、これをクリアしたKさんは、翌日も団体戦と個人戦の両方に出場することになる。さっそく東京へ電話。明日も仕事場へ出ませんから。いいのか、本当に、と思わないでもないが、いいんです、そんなこと気にしていたら相撲は追い掛けられない。夜は港の近くに宿を取って、夕食は街場の居酒屋。漁港の町焼津だけに海の物が非常に良い。一人旅ながら、淋しさなどまったく感じない、幸せな一夜なのだった。

10月26日(日) またもや酒がらみ座談会(泣)         文責:タケ
 酒がらみ座談会PART2。今度は、日本酒の話。小誌連載陣の一人、銀座『ル・ヴェール』の佐藤謙一さんは、帝国ホテル勤務の頃から、秋田にある酒蔵を訪ねるセミナーを主宰してきた。小生も昨年、今年と2回連続で参加している。飲みっぱなしの2泊3日、ホテル滞在時間がふた晩合計で6時間しかないような、「大酒飲みながら酒も勉強してしまう強力ヘベレケツアー」である。そのセミナーが、来年で15回目に当たるので、この際、過去に参加した人々の感想などを募って小冊子を作ろうってなことになった。感想文だけでなく、座談会なんかやったら良いのではと口を滑らせたのは小生。ってなことで、小生は原稿取りまとめ役として、日本酒セミナー座談会に参加することになった次第。佐藤さんのほかに、横浜の名バーテンダーM氏、他にやはりセミナーに2度参加しているル・ヴェールの常連さんが参加。コリドー街の飲み屋で座談会は開催されたのである。が、昨日、ほとんど何も食べないまま10時間飲みをしでかした小生、最初の生ビールさえ、胃に入っていかない。他の参加者はビールから日本酒へと移行し、酒蔵セミナーの昔話あれやこれやで、2時間経っても一向に終わる気配はない。小生はゲロゲロのヘロヘロ状態のまま終了となって、佐藤さんから、じゃ、本格的に飲みに行こうと誘われたときには、顔面が真っ青になるのが、自分でもわかったほど。なんやかやと言い訳をして逃げ出し、そそくさと帰宅して、入浴。すると、パカっと酒が抜けて、夜11時頃から鍋を出してきて一人鱈チリ。ビールがすいすいと入っていく。ああ、なんでこうなるのか。せっかく帰ってきたのだから、今夜くらい我慢すればいいのに。などと呟きつつ、深夜の一人鍋はダラダラと続くのであった。

10月25日(土) 怒涛の酒飲み週間突入!            文責:タケ
 午後2時の待ち合わせにようやく間に合ったとき、まだ前夜の酔いが色濃く残っていた。酒がらみの座談会だから、途中、酒も入るだろうし、それほど気にすることではなかったが、問題は体調のほうだった。とにかく気持ち悪い。口を大きく開けるとオエッーと大声を出してしまいそうな状態で、座談会が始まってもひたすら水を飲むばかり。そこで繰り広げられるのがウイスキー話ときたもんだから、なんとも辛い。体調万全ならひたすら楽しい会話の端々で、オエッと吐きそうになる。しかもこの日は長丁場だった。座談会が終わった午後4時には会場だった有楽町のバーから全員で銀座へ流れ、蕎麦屋でビールと日本酒、話の続きに花が咲く。6時頃になってひとまずお開きとなり、出席者のバーテンダー2人は店へと向かい、スタッフ一同はお疲れさんのロックフィッシュ。そこでダブルのハイボールをささっと飲んで、そこから2人のバーテンダーのお店にお礼を兼ねて訪問。2軒で5杯くらい飲んだか。ここで終わらない。ひとまず、中央線沿線某駅まで引き返し、そこでまた、ビールとワイン。帰宅午前3時半。少し吐いた。

10月24日(金) 地酒と魚であと42日            文責:サイトウ
 朝から天気がいい、ピーカンってやつだ。こういうの小春日和っていうんだっけ?そんな日に限って早朝から仕事である。しかもまたもや人形町だ。前におでん屋さんの事は書いたので今回はまた違う店の事にしようと思う。『山葵』という店なのだが、4〜5年前実は小誌編集部のご近所にあった店で酒と魚がめっぽう旨く、夜はもちろんだが、またここの昼間の定食が非常にいいんである。刺身、煮魚、焼き魚、そしてなんといってもみそ汁!しじみ、はまぐり、なす、だいこん、っと、飲んだ翌日なんてもう本当にありがたいな〜!と言いながらすすってしまう。やよいちゃ〜ん!みそ汁最高です〜。…。Sさん!また飲んだんですか?ほどほどにしないと!ダメですよ。…。あっ、その店にいる娘さんなのだが、キュッ!と髪の毛をひっつめていて、いかにも下町の娘さん!神輿が似合う!という感じで、いい子なのである。そんないい店が人形町に移ってしまい、何回か夜、顔を出した事があるのだが、昼はどうなってるのか?と思い寄ってみたが、残念なことにやってない!ときたもんだ。やよいちゃんは元気かな〜?今度夜飲みに行こうっと!そうか!今日仕事帰りに寄ってみるか?地酒と魚で、あと42日です。ハイ。

10月23日(木) 何かできないかなあで、あと43日    文責:サイトウ
 働く女の子のカジュアル・ファッションマガジンLUCiの美人編集者Oさんと飲んだ!!! 残念だが俺だけではなく、酒つま編集部と飲みたいということで、今日ちょうど俺たちが実施する4号用の座談会というか飲み会に参加していただくことになった。場所は、ホッピーマラソンの中でもけっこう濃い飲み屋の市ヶ谷「三晴」。俺はウキウキソワソワでテンションが上がりまくっており、抑えて飲んでりゃいいものを、そうはいかないイカのキンタマ!…。で、Oさんは遅れてくるというので、早めに集合して飲みまくり!座談会はバカ話だらけでうまく進み、そこへついに真打ち登場です!正に、正に、掃きだめに鶴!とはこの事ですな〜!セレブの着こなし!めざすはうるおい赤ちゃん肌?クールでロマンチック!都会にひらりと降り立った市ヶ谷の女神!俺はもうメロメロ!何をしゃべっていいのか、支離滅裂。かたや女神はポン酒をスイスイ!俺はみとれてもう〜デレデレ。おまけにLUCiの中で酒つまを紹介して下さる!ああLUCiで仕事がしたい!と本気で思いました!何かできないかな〜?…。で43日。

10月22日(水) どっかで飲んで、あと44日        文責:サイトウ
 どっかで飲んだ。そうに違いない!おぼえてないですハイ。すいません。m(-v-)m。

10月21日(火) ひよこ家の座敷はいいなあ、あと45日  文責:サイトウ
 O氏、W君そして俺の3人は飯田橋の某編プロへ打ち合わせに出かけた。W君と組んでやるんだが、W君が大変な時にO氏が加わる、というシステムで3人出かけたのである。席上O氏がいつに無く全くしゃべらない。本来O氏の性分ならこんな時はしゃべり倒してるはずである。その分W君が応戦してくれている。俺は悟った。O氏はやる気がナイ!と。3人でその後飯田橋のひよこ家へ入った。創刊号ホッピーマラソン、そして松崎さんすわさん達との飲みで大変お世話になった非常にいい店である。3人でふら〜っと入ると奥さんが「あら〜、いらっしゃ〜い。」と歓待してくれた。ご主人も御元気そうだ。ホッピー下さい。それと焼き鳥!おまかせで!あっ!皮、入れといて下さい、カリカリに焼いて塩で!座敷に座り、ホッとしたのか、O氏はグビグビホッピーをあおっておられる。俺もつられてグビグビいった。W君は生ビール中である。3人で飲んでいるだけでなんかホッとするような?しないような。やっぱりたたみだよね〜、たたみの上で飲んでるとほんと、ホッとするよな〜。このままここで寝たいな〜。ところで酒つま4号!どぅ〜する?どぅ〜するんだよ?W君が言った、ホッピーに変えて下さい〜!俺も中身おかわり〜!です。仕事の打ち合わせが飛んでしまい、酒つま4号の打ち合わせになだれ込んでしまった!これでいいのだ!……。あと45日。

10月20日(月) どど〜〜んっと創刊1周年であと46日  文責:サイトウ
 あっという間に1年が過ぎてしまった。本日10月20日は創刊記念日である。みんなが揃った夕方ビールで乾杯をした。いや〜1年たったね〜、ほんとですね〜、よく頑張って来たね〜というか、よく飲んで来たね〜、これからも飲み続けるのかな〜、そ〜だね〜、飲まなきゃ本書けないもんね〜、でもまだ3冊しか出してないけどね〜、だがこのペースが限度だね〜、そうですね〜、まぁ無理するこたぁ無いですよ、ボチボチやっていきましょうゃ〜、そうだな〜、じゃボチボチ飲みに出るか〜?どこかでパ〜ッとやりましょう〜。行こう、行こう!しかしこのカエルの揚げたの旨いね〜、えぇ〜?俺カエルだめなんですよ、こんなに旨いのにダメか?酒なら何でも飲むのにな〜、しかしここのレモンハイかなりすっぱいね〜、そ〜か?俺にはちょうどいいぞ〜、それぞれ好き嫌いがあるね〜、まぁ〜いいじゃないですか、好きずきでいいじゃないですか〜、そぉ〜だな、まぁ〜きばらずやって行きましょう。おねさ〜ん、レモンハイおかわり〜!それとカエル揚げもね〜。そんな感じであと46日である。

10月19日(日) ベランダ酒であと47日          文責:サイトウ
 ベランダに置いてある鉢植えのアジサイの葉が黄色いです。紅葉?…。よく見たら枯れかかった色だ。ジョウロで水をあげなきゃ、よほど乾いてたみたいでどんどん吸い込んで行く。そ〜だ、俺にも水だ、っと冷蔵庫から恵比寿を持って来てプッシューと開けた。黄色い葉に向かって乾杯した。あと47日。

10月18日(土) いいことばかりはありゃしない        文責:ナベ
 前夜というか今日の午前3時くらいまでO氏と飲んでたので、起床は午前11時すぎ。起きた瞬間思い出したのが、今日東京競馬場で友人が一口馬主になっている馬が出走するということ。仕事があるため応援に行けない友人の代わりに見届けてやるなどと豪語していたのだけれど、レースは11時半頃だったのでもう間に合わなかった。でもまあ、府中で馬が走ってるときにオチオチ寝てもいられないので、すぐさま出かけた。それも自転車で。明日サッカーの大会があるので、そのアップ代わりだ。だいたい片道1時間かかる。空はちょっと雲が多く、天候が怪しい感じだったが、天気予報によると雨が降るにしても夜からということだったので構わず出かけた。わざと両足に負担をかけ、こりゃいい筋トレになるわと一人満足しつつ、ぜいぜい言いながら競馬場に到着。先週と同じく、マックのハンバーガー2個のみ頬張り、馬券に集中した。午前中のレース結果を見たら友人の馬が圧勝していたので、よし、俺も圧勝だと意気込みながら。が、このところの不調に輪をかけて絶不調。レースが終われば終わるほど、もともとの猫背がますます丸くなる。おまけに、メインレース前から外は大雨。それにつられて僕の懐も土砂降り。予報も当たらず予想も当たらず。最終レースが終わった時点では、僕の心の重さに反比例して財布は軽かった。ああ、いっそこのまま濡れて帰ろう。そんなヤケクソな気分で駐輪場へ行くと、なんと急に晴れてきた。いいのか悪いのか……。てなわけで、行きと比べると確実に重いペダルを漕ぎ、RCサクセションの名曲「いいことばかりはありゃしない」を一人口ずさみながら、競馬場を後にしたのである。大敗した今夜の酒は缶ビール1本止まり也。

10月17日(金) 名古屋、新橋、銀座、吉祥寺         文責:タケ
 昨夜は甥ッ子の住む部屋の近くに宿泊。これがまた、1泊朝食付き5000円のシブイ宿で、深夜2度目がさめて、ポケット瓶のウイスキーを流し込んで無理矢理眠った。午前中に、甥のための品々を買い足して部屋へ届ける。冷蔵庫の温度を低めに設定、刺したままのコンセントを片っ端から抜く。迷惑かもしれないが、これがオジの性分だから仕方がない。加えて手紙を書く。食べ物の消費期限を守れ、コンセントから発火して火災になることもある、タバコは吸うな、酒は飲むな、夜は歯を磨いて早く寝ろ、きっと全国大会に出場しろ……、いずれも言えた義理ではないことばかりだが、これがオジさんの性分だから仕方がない。笑っておくれ! 午後。甥ッ子が通う高校を訪ね、タンニンじゃない、担任の先生に挨拶。練習場へ行ってサッカー部の監督に挨拶。金網の外から練習を見る。電話でも対面していても「ああ」とか「うん」とかしか言わない寡黙な甥が、輝くばかりの表情で練習をしている。うまい。圧倒的にうまい。それは小生に比べての話だが、相当にいい線いってるとも思う。2対2のミニゲームで先輩コンビを次々に撃破し、順番を待つ間に声を出し、ボールを拾う。「こいつ、ホントにサッカーが好きなんだな」 そう思ったら泣けてきた。金網越しに監督に頭を下げ、オジは練習場を後にした。地方都市から電車を乗り継いで名古屋へ出る。瞼にサッカーに打ち込む少年の姿が残っていて、どうにも飲みたくて仕方がない。駅のホームできしめんを流し込み、ロング缶2本を購入。東京までの二時間弱の間、実にうまいビールを飲んだ。東京駅に付く頃、Wクンに電話をした。直帰するつもりだった。ところがWクン、「これからSさんと新橋のビールがうまい店に行くところです」というではないか。たまらず合流。グビグビとビールを流し込み、仕上げにハイボールという流れになってコリドー街へなだれ込み、「ロックフィッシュ」でスルスルとダブルのハイボールの3杯飲み。それでも終わらずに大急ぎで電車に乗り、吉祥寺へ。愛する「ハバナムーン」にたどり着いたときにはベロベロだったが、まだ少しだけ頑張って飲んだ。甥ッ子が履いていた白いスパイクの、ちょこまかと動き回る光景が目を離れない。


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